ハルビン工業大学

黒龍江省ハルビン市に短期留学・長期留学する際の現地情報&準備物

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黒竜江省ハルビン市に短期留学、長期留学するために役立つ情報をまとめました。治安や暮らしやすさ、気候や住み心地、気になる衛生面の他、現地に持って行きたい生活雑貨、留学先でのお金のあれこれなど。留学を検討している方、準備中の方、出発する前に是非読んでみてください

黒龍江省ハルビン市の治安&暮らしやすさは?

ハルビン市は中国の中でも、比較的治安は良いほうです。そのため、他の省都に比べ、安全な地域だといえます。 とはいえ、日本の治安ほど良好ではありません。日常的に窃盗事件や車上荒らし等の事件が起きていますし、中には殺人事件などの凶悪犯罪も起きています。 しかし、むやみに怖がる必要はありません。自分の荷物は目の届くところに置く、夜中に人通りの少ない道を通らない、施錠をしっかりとしておく等の、基本的な防犯ができていれば、大きなトラブルに遭うことはないでしょう。 また、華美な服装やブランドのバッグを持つなど、目立つ格好をしていると、犯罪者から目をつけられる場合があります。犯罪のターゲットにならないように、その地域に溶け込んだスタイルが求められます。

反日感情について

中国で気になることといえば、反日感情です。中国人の中には、日本人をよく思っていない人がいることも事実。 ハルビン市では、日本への反日感情が垣間見えるスポットが存在します。それは、「安重根(アンジュングン)記念館」です。安重根は日本の初代総理大臣である伊藤博文を暗殺した人物であり、この記念館はそんな安重根を讃えるための施設となっています。そして、さらにハルビン市には「731部隊」という第二次世界大戦中に造られた日本軍の研究施設が存在します。日本軍はハルビン市内に住む人々を捕虜として掴まえ、この研究施設で人体実験を行っていました。日本人はハルビン市内に住む多くの人々を犠牲にしていました。 このような歴史的過去を持つハルビン市が、全く反日感情がないといったら嘘になります。外出先で日本人と知られた途端、露骨に嫌な顔をされたり、お店のサービスを受けられない等といった出来事に遭遇することもあるでしょう。しかし、頭にきてもそこは抑え、トラブルを避けるため、その場をすぐに離れた方が賢明です。 トラブルに遭わないように、日本人同士の会話は場所を選び、日本に注目が集まる歴史的な記念日(12月13日の南京大虐殺犠牲者国家追悼日など)には外出を避けるようにしましょう。

暮らしやすさはどうなのか?

ハルビン市は黒龍江省の省都というだけあって、高層ビルが立ち並ぶ都会です。市内には中央大街(セントラルストリート)という繁華街あり、ショッピングするには十分すぎるほどお店がたくさん立ち並んでいます。レストランにカフェ、ショップにホテルと、様々なお店があるので、こちらに行けば、きっと欲しい物は手に入るでしょう。 また、都会なので交通の便も良いです。ハルビン駅は新幹線も通るほど大きい駅ですし、駅近くにはバスやタクシーがたくさん通っています。地下鉄もあって、不便な思いをすることはないはずです。

黒龍江省ハルビン市の気候は?

ハルビン市の気候は、日本に比べて寒い、もしくは涼しいという印象です。 7~8月の真夏日でも、最高気温の平均は26~28度、最低気温の平均は15~18度ほど。日本でいえば、5~6月相当の気温だといえます。そして、冬がとにかく寒く、本格的な冬を迎える1月は、最高気温の平均マイナス13~15度、最低気温の平均はマイナス22~24度という恐ろしいほどの寒さです。 1年のうち、約1/3が冬に相当しますが、非常に乾燥している地域であるため、降雪がほとんどないことも特徴の一つです。 また、6~9月は雨が多く、年間降水量のほとんどがこの時期に降ります。そのため、夏はジメジメしてしまうこともありますが、猛暑とは無縁で避暑地として親しまれています。

とにかく冬が半端なく寒い!

ハルビン市の気候といえば、真っ先に思い浮かぶのが半端なく寒い冬です。まさに極寒の地とはこのことかというほどの寒さで、会話をすると、寒さが歯に染みて痛くなるほどです。寒いを通り越して体が痛みを感じるほどの極寒の地であるため、この地域に行くときはしっかりと防寒グッズを用意していきましょう。 ヒートテックの下着や防寒靴など、とにかく防寒に役立つものは準備して着用する、これが大事です。日本製のものをハルビン市内で購入しようとすると高くつくので、日本にいる家族に送ってもらってはいかがでしょう。もしくは留学前に事前に準備しておき、持っていきましょう。特に冷えは足元からくるので、防寒対策が施されているブーツは必須。 また、冬に外出するときは眼鏡ではなくコンタクトがおすすめです。眼鏡にすると、息の蒸気でメガネが凍ります。最悪、眼鏡についたまつ毛を巻き込んで凍ってしまうということも。

留学が冬にまたぐ人は風邪薬が必須

留学が冬にまたぐ人は、日本から風邪薬等の常備薬を持っていきましょう。 これは中国に限らずの話ですが、海外に行った時に困るのが病気です。病院に行っても症状についてうまく説明できない人、あるいは薬屋で適切な薬を買う自信がない人は、常備薬を持っていきましょう。 中国では基本的に常備薬なら持っていっても問題ありません。 しかし、ちょっとした風邪などではなく、体調が優れないというときは重い病気に感染している可能性もあるので病院を受診するようにしましょう。「120」番で救急車を呼ぶことができます。 ハルビン市内にある病院を紹介します。

・ハルビン医科大学付属第一医院
診療科は、外科・内科・小児科・産婦人科です。日本語対応な医師もいます。
住所 ハルビン市南崗区東大直街199号
電話 0451-8555-6000(代表) 0451-5364-3849(お客様センター内線2962)

・ハルビン医科大学付属第二医院
診療科は、外科・内科・神経科・耳鼻科です。
住所 ハルビン市南崗区保険路148号
電話 0451-8666-2961

・黒龍江省医院
診療科は、外科・内科・小児科・産婦人科です。
住所 ハルビン市香坊区中山路82号
電話 0451-8802-5528 139-4513-9958(24時間・日本語可)

黒龍江省ハルビン市の衛生面は?

水や野菜などの衛生面は日本に比べて良くありません。野菜や果物を買ったら、よく洗って調理するのが基本となります。また、水は鉱物性が高く、生水は飲めません。そのため、飲水はミネラルウォーターを購入することになります。 中国の野菜や果物で心配なことは農薬です。そのため、地元の小さなスーパーなどで購入すると、野菜や果物に多くの農薬が付着している可能性があります。信頼できる野菜や果物は、回転率の早い、 人がたくさん来店している開けたお店です。人がたくさん集まるということは、それだけそのお店に信頼があるという証拠。来店者の多い、賑いのあるお店を選びましょう。 また、一般的に中国では農薬を落とすために、野菜洗剤を使っている人が多い傾向にあります。

PM2.5の被害を避けるために

現在、中国では大気汚染が深刻です。そしてそれはハルビン市でも同じです。 特に注意したいのがPM2.5による被害。日本とは比べものにならないほどの高濃度で汚染されている時があります。高濃度で汚染されているときは、ハルビン市内を灰色のスモッグが街を覆います。 このようなときはマスクが必須。外出を避け、窓を閉めます。屋内ではPM2.5対応の空気清浄機をつけた方がよいでしょう。 留学前にPM2.5対応のマスクを購入し、持っていった方が良いでしょう。現地でも売っていますが、日本製の方が安心です。マスクは必ずPM2.5対応のものを買うこと、そして顔にフィットするものを買います。顔にマスクがフィットしていないと、そこから汚染された大気が入ってしまいます。自分の顔にフィットするマスクを選んでおきましょう。

生理用品は使える?化粧品の品質は大丈夫?

女性にとって気になることといえば、生理用品と化粧品です。果たして中国の生理用品と化粧品の品質は大丈夫なのでしょうか。 結論からいうと、生理用品も化粧品も中国製のものは品質が安全とは言い切れません。日本製のものを使った方が無難です。 しかし、それでは日本から持参しなくてはいけないのかというと、そんなことはありません。中国において日本製の生理用品や化粧品を購入することができるので大丈夫です。中国には、日本の生理用品としてお馴染みの商品「ロリエ」や「ソフィー」もありますし、日本製の化粧品は中国の百貨店に行けば、日本よりも安く手に入るときがあります。 また女子には気になるトイレ事情ですが、ハルビン市内のトイレは、ホテルや空港以外は、基本的に汚いと考えておきましょう。トイレットペーパーがない場合があるので、外出時はポケットティッシュを忘れずに。

黒龍江省ハルビン市へ短期留学する際の準備物

ハルビン市の様子がある程度分かってきたところで、早速、留学の準備物についてみていきましょう。 まずは短期留学する際の準備物から。 ・パスポート
・パスポートのコピー
※パスポートを紛失した場合、公安当局よりパスポートのコピーの提示を求められることがあります。コピーをとり、パスポートとは別の場所に保管しておきましょう。
・航空券
・ビザ
※15日以内の留学は不要です。15日以上の留学の場合、留学期間によって必要なビザが異なるので、適切なビザを取得しましょう。
・現金
※入学金や学費、寮費などは現金で持っていくのがベスト。理由は後述します。
・クレジットカード
※中国ではクレジットカードはあまり使えません。ですが、身分証明になるので一枚は持っていった方がよいでしょう。
・学校側からの書類(入学許可証など)
・海外旅行保険の保険証
※持っていないと、病気や怪我をした場合、高額な医療費を支払うことになります。
・日本の運転免許
※日本で取得した運転免許を、「ハルビン市公安局交通警察支隊駕駛証管理処」(電話0451-8652-4470)において中国の運転免許証へと切り替えることができます。
・メガネ
・コンタクト類
・衣類
・化粧品
・生理用品
・PM2.5対応のマスク
・常備薬
・スマホ
など

黒龍江省ハルビン市へ長期留学する際の準備物

長期留学というと、季節をまたぐため、あれもこれもと持っていきがちですが、基本的には「短期留学する際の準備物」と同じです。 何か必要なものがあったら、基本は現地調達です。それか、日本にいる保護者に別送してもらうようにしましょう。 ハルビン市では冬がかなり厳しいので、留学期間が冬にあたる人は、防寒グッズを送ってもらうようにします。防寒グッズは重いですし、かさばるので現地調達か、送ってもらうようにします。 それと、冬を過ごすときに忘れてはいけないのが「カメラ」です。必ずカメラを持参しましょう。スマホだと、いちいち手袋を外して撮影しなくてはいけません。手袋を外すと、冬はかなり寒いので、カメラを持って撮影した方が便利です。 他には、準備物ではありませんが、事前準備として「在留届」の登録が挙げられます。「旅券法」により、3カ月以上、海外に滞在する者は「在留届」を出すことを義務づけられているので登録しましょう。あなたが災害や事故に遭った際の安否確認に使われ、救援活動などを迅速に行ってくれたりします。 ※3カ月未満の場合は「たびレジ」へ登録しましょう。